不断水工法では、普通の人が聞くと冗談ではないかとも思えるような工法が実際に採用されています。

素人目には、そんなことをして本当に大丈夫なのか、それは工事ではなく破壊につながるのではないかとさえ思えるようなことです。ですが、水が流れている水道管に対して、その水の流れを下手に遮断することなくうまく工事を行おうとするのが不断水工法ですから、常識的なアプローチでは困難なことは明らかです。

常識的な考え方に留まっていては、水の流れを一旦止めてから工事をするしかないという結論に落ち着いてしまいます。一見無理筋に見えても、こんな可能性はないか、このような方法はどうだろうかと自由に発想してみることでそれを解決できる技術が後からついてくることもあるのです。例えば、不断水工法で分岐管を作ろうとする場合、普通は分岐部のパーツをT字管に取り換えようとなるでしょうが、これでは取り換えている最中には水は流せません。

取り換えることなく分岐を作れないかということで、既存管に穴を開けてしまえばよいのではないかという自由な発想に至ります。もちろん何も考えずに水道管に穴を開けるのはさすがに突飛すぎますが、それに伴う種々の問題を解決することができれば少なくとも断水は避けられるはずです。そして、実際にそれに伴う種々の問題、例えば水圧にどう対処するかとか、穴を開けることによる強度の低下をどう補うかを解決するための工事技術が既に開発され実用化されています。

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