不断水工事というのは読んで字のごとく断水を起こさずに水道工事を行う方法のことですが、手法としてはいくつかのバリエーションがあります。

その中でも、凍結法による不断水工事は、素人でも非常に理解しやすい方法でしょう。要は工事現場のすぐ上流側と下流側の水道管を外側から冷やし、中の水を凍らせてしまいます。しっかりと凍れば、目的とする工事現場の水道管を取り外すなりなんなりしても、前後の水道管では水が凍って氷になっているのですから水が吹き出してくるようなことはありません。

確かに分かりやすい方法ではあるのですが、しかしそんなことをして本当に大丈夫なのかという気がするかもしれません。冬場に、屋外にある水道管が凍って破裂したというようなニュースを見たことがある人も多いでしょうし、実際に経験したことがある人もいるかもしれません。水は、凍って氷になると体積が増えます。そのため内部から膨張することになり、金属製の頑丈な水道管といえども破壊されてしまうことがあるのです。

不断水工事でも同じようなことにならないのかという疑問ですが、これはもちろんそんなことは起こらないようになっています。ポイントは、凍らせる部分の幅というか長さです。冬場の寒さなどの場合は、水道管が全体にわたって冷やされ、非常に長い範囲で凍って膨張することになります。これに対して不断水工事の場合は、最小限の範囲しか凍らせませんから、膨張した分はいわばその前後の部分で吸収できる範囲なのです。

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