ときおり自宅の郵便受けに断水を知らせるチラシが入っていたり、自治体が発行する広報誌に計画断水の予定が掲載されていたりします。

断水になると水道が使えなくなるため、調理や洗濯などの家事ができなくなり、日常生活に重大な影響を及ぼしてしまいます。また、一般家庭よりも影響が深刻なのが病院や介護施設です。病院には水道が止まっても直ちに業務に支障がないように、大きな貯水槽が設けられているため、短時間の断水なら耐えることができます。

しかし、それでも断水が長時間に及ぶと患者を他の病院に移したり、緊急手術ができなる可能性もあります。このように断水が市民生活にダメージを与えないようにするため考案されたのが不断水工法です。不断水工法とは、簡単に言うと水道を止めないまま、水道管の工事を行うことをいいます。

不断水工法には極めて専門性の高い技術が必要なため、すべての水道工事会社ができるわけではありません。水道工事会社のなかでも、とりわけ高い技術力を誇る一部の会社だけが、不断水工事を行う能力を有しています。不断水工法を選択することにより、例えばオフィスビルの老朽化した給排水管を、ビルのテナントに迷惑をかけることなく交換することも可能です。

従来の工法ではビルのテナントへの影響を少なくするため、深夜や休日に工事を行うこともありました。しかし、工事中であっても蛇口をひねれば水が流れ続ける不断水工法なら、日中に工事ができるので、自由な工事計画を策定することができます。

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